長女が20歳になり、年金保険料の納付書や案内が届きました!年金って、何となく分かってるつもりでも分からないこと多い。親なのにきちんと説明できない自分にショック!だから、年金について本気で向き合いました。
私と同じように、年金について曖昧だなぁと思ってる親御さんや、長女のように今から納付スタートですよという人は一緒に年金について勉強しましょう!
この記事でわかること
- 年金制度がわかる
- 20歳になった時、国民年金第1号被保険者に加入しなくても良い人がわかる
- 国民年金の払い込みが困難な時の納付特例制度についてわかる
年金ってそもそも何?
日本の公的年金は、働けなくなる老後や事故などで障害を負って働けなくなったり、一家の大黒柱が亡くなったときに、日本国民みんなで暮らしを支えあおうという考えで作られた仕組み。
たくさんの人から積立たお金を、稼げなくなった人達へ給付する。その積立が20歳から始めるということですね。
年金の種類
国民年金
基礎年金とも言われる年金制度で、『国民皆年金制度』なので、自営業者や無職の人も含め20歳以上60歳未満のすべての人が加入しなければならない年金制度。
20歳になった時
20歳になったら、「ねんきんネット」のアクセスキー通知書が送られてきます。(年金機構から自動的に)
- 20歳になったら絶対に国民年金に加入しないといけないの?
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日本国内に在住している20歳になった人は、国民年金保険(第1号被保険者)、厚生年金保険、共済組合のいずれかに加入することになっています。
- 20歳になっても加入する必要のない人はいますか?
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20歳になる前に海外に出国して日本に在住していない人は加入(国民年金第1号被保険者)として加入する必要はありません。また、厚生年金保険に加入している人の配偶者として扶養になっている場合は(国民年金第1号被保険者)に加入する必要はありません。
学生でも納付しないといけないの?
学生の納付特例制度
納付特例制度って、どんな制度かというと
申請が承認された学生に対して保険料の納付が猶予される制度で、具体的には承認を受けた期間の保険料を10年以内であれば後から納めることが認められています)
追納しなければ、将来の年金額が少なくなるので注意してね!
- 申請先
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住民票のある自治体か近くの年金事務所、在学中の学校
- 申請書類
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申請用紙、学生証(写)、または在学証明書(原本)
- 申請できる条件
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対象となる学校の学生に在籍し、前年度所得が一定以下(128万+扶養親族等の数×38万円+社会保険料控除)
学生は大学、大学院、短期大学、高等学校、口頭専門学校、特別支援学校、専修学校などの各種学校、海外の日本分校(本部科学大臣が個別に指定した課程)
学生納付特例制度の対象となる学校一覧(日本年金機構公式ページへ)
24時間申請が可能でどこからでも申請できる「電子申請(マイナポータル)」が便利です。
学生以外の人は免除してもらえないのか?
学生以外でも、収入の減少などにより経済的に年金の払い込みが困難な場合、「国民年金保険料免除・納付猶予制度」があります。
未納のまま放置しておくと、将来の年金額が少なくなって困るので必ず自治体に相談に行くと良いよ!
国民年金保険料の免除・納付猶予の申請(学生以外の方向け)
国民年金保険料の納付が困難な人に向けて保険料の納付を「免除」もしくは「猶予」される制度があります。納付できないからといって放置しておくのではなくきちんと手続きをし、年金確保を行うようにしましょう。
保険料の納付額に応じた年金額になるので、追納できるようになったときにはなるべく追納することをおすすめします。
1.免除申請(一部・全部)
前年所得が一定額以下の場合や失業などの理由がある阿合、申請により保険料の納付が全額もしくは一部免除となる制度です。
【保険料未納の場合と保険料免除の違い】
保険料を納付していないのはおなじだけれど、未納と免除では大きな違いがあります。
免除された期間分⇒免除期間分は通常の1/2の年金を受け取ることができます。
未納のままの期間分⇒未納期間分の老齢年金を一切受け取ることができません。
国民年金特例制度や免除のまとめ
国民年金保険料を一時的に免除してもらう制度は、収入がない学生や収入が著しく減少した人にとっては大変助かる制度です。ですが、払い込んだ保険料により将来もらえる年金額が決まるので早い段階で追納することを忘れないようにしましょう。