当サイトはイラストはAI、第三者配信の広告サービス(アフィリエイト広告、アドセンス広告)を利用しています。

あの冬の夜、私は娘を抱いて途方に暮れた

ぽつぽつLIFE:あの冬の夜、私は娘を抱いて途方に暮れた

「母親なんだから頑張らなきゃ」

そう思っていた私に、その夜、夫からかけられた言葉。

今でも、あのときの寒さと一緒に覚えている。

これは、私がまだ「頑張ることをやめられなかった頃」の話です。

目次

夜泣きと冬

長女が生まれて半年ほど経った頃。

夜泣きがひどく、私はまとまった睡眠をほとんど取れていなかった。

それでも、元夫は翌日仕事がある。

だから夜は私が頑張らなければ。

そう思って、毎晩のように娘を抱っこした。

背中をトントンしたり、添い寝をしたり。

眠ったと思って布団に置けば、また泣く。

その繰り返しだった。

ある冬の夜。

娘が泣き続ける中、元夫から言われた。

「早く泣き止ませろ」

そして、

「寝室から出て行け」

私は娘を抱いたまま、リビングへ出た。

暖房の切れた部屋は、冷え切っていた。

寒かった。

でも、娘を置いていくことはできない。

抱っこして、あやして、ようやく眠った娘を寝室へ連れていく。

そっと布団に寝かせる。

でも、また泣く。

またリビングへ戻る。

また抱っこする。

何度繰り返したのか、もう覚えていない。

ただ、あの夜の寒さと孤独だけは、今でも覚えている。

私は、娘を泣き止ませようと必死だった。

母親だから頑張らなきゃ。

夫は仕事があるから、私が頑張らなきゃ。

そう思っていた。

本当は、私だって疲れていた。

誰かに、

「大変だったね」

「よく頑張ってるね」

そう言ってほしかった。

そして何より、

一番理解してほしかった人に、
私の努力を分かってほしかった。

なのに、その人から出てきたのは、
思いもよらない言葉だった。

私は娘を抱いたまま、
どうしていいのか分からず、

ただただ、途方に暮れるしかなかった。

ぽつぽつLIFE:あの冬の夜、私は娘を抱いて途方に暮れた

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次