2024年度「加給年金額」が2.7%増額されるってしっていますか?
年の離れた配偶者を扶養している場合や、18歳に達していない子供を扶養している家庭にお得な制度となります。
目次
加給年金とは
そもそも加給年金とは、年金(厚生年金や共済年金)に上乗せされる手当のような位置づけで、不要している人がいる場合に加給されるので「扶養手当」に近いものがあります。
加給の条件3つ
①厚生年金や共済年金に20年以上加入
②本人が65歳到達
③配偶者(65歳未満)や子ども(18歳到達年度)または、障害1.2級の状態にある20歳未満の子を扶養している
ぽつりん
配偶者が65歳になれば支給停止になります。
配偶者が65歳以上になった場合の振替加算とは
加給年金が停止されても、配偶者が老齢基礎年金を受け取る場合はその金額に加算される仕組みを「振替加算」といいます。
夫に入ってた加給年金が自分の加算分になるということですね。
加給年金に必要な書類
- 老齢厚生年金、退職共済年金 加給年金額加算開始事由該当届
- 受給権者の戸籍抄本または戸籍謄本
- 世帯全員の住民票の写し
- 加給年金の対象者(配偶者や子)の所得証明書など
申請しないと貰えない加給年金
加給年金の条件に合っていても、申請しなければもらえません。よって、老齢厚生年金の受給申請をする時に、加給年金受給に関する内容も記載して申請する必要があります。
厚生年金の受給が始まる3か月前に、「年金請求書(国民年金・厚生年金保険 老齢給付)」が郵送されます。