元夫にモラハラされて、自己肯定感が下がりまくりだった私ですが、勇気を出して離婚して前向きな生活に戻ることができました。結婚前の両親や家族と暮らしていた日々が当たり前にあった楽しい姿ではなかったと、結婚し、モラハラされて初めてわかりました。
今、夫婦関係がうまく気づけていない人でもしかしたらモラハラなのでは?と思う人はこの記事を読んでみてください。冷静に自分を客観視できるきっかけになればと祈っております。
モラハラって何?
モラハラとは「モラル・ハラスメント」の略で、倫理・道徳(モラル)に対して相手を不快にさせたり、人間としての尊厳を傷つけたりする行為のこと。
モラハラが想定される場所
ハラスメントは様々な場所で発生する可能性があり、職場や学校、家庭内や公共の場でもありうるのです。
職場のモラハラの傾向
権力的モラハラ
権力を利用したモラハラの特徴として、わざと大勢の前で叱責したり、仕事を与えなかったり、プライベートな時間でも関係なく連絡を入れたり、飲み会などの強要をいいます。加害者になりやすい人の特徴は上司や先輩です。
陰湿的モラハラ
無視やため息、明らかに見下した態度をとる。本人の容姿や人格を否定するだけでなく、家族の悪口なども本人に聞こえるように言ったり、本人以外の人へ悪い噂を流したりし、孤立状態や心象操作します。加害者となりやすい人は全員で、ちょっとした喧嘩や行き違いをきっかけにスタートすることもあるようです。
学校のモラハラ傾向
教授によるハラスメント(アカデミック・ハラスメント 通称アカハラ)が多い傾向です。多くの生徒が存在するため、本人にしかわからない嫌がらせが多いようです。教授や先生などのハラスメント以外にでも、生徒同士なども嫉妬心の芽生えによりハラスメントに繋がりやすい傾向にあります。
公共の場のモラハラ
モラハラする人の特徴として「あなたのため」という自分勝手な常識が、引き起こすものなので煽り運転などもモラハラの一種と考えてもいいでしょう。煽り運転をする人は、「あたなのため」に危険運転だったと教えているとの主張で煽り運転をするのです。
家庭内のモラハラ傾向
本人のいる前で悪口を言う
子どもや両親、友人やご近所さんに、本人のいる前で悪口を言う傾向にあります。いわゆるメンツをつぶすということです。これにより、自己肯定感が下がりさらに自信をなくしてしまいます。
暴言を吐く
コトバのハラスメントで、恐怖を与えたり精神的に傷つけます。基本的にその場で相手の傷つく顔が見たいだけなので発言する暴言に一貫性がない傾向にあります。
相手のことをすべて否定する
相手を見下す傾向にあるので、常に否定から入ります。それに対して意に沿わない態度をとられたり伝えられたりするとあたりちらして、さらにひどい態度となります。
無視をする
モラハラをする人の傾向として、家族であろうと何日も何か月も無視をする傾向にあります。私もそうでした。毎日顔を合わせるのに辛い日々が続きます。モラハラされる側は「無視」が道徳的に良くないとわかるので話しかけてさらに無視をされるという悪循環になります。
自分を被害者として扱う
モラハラする人の特徴として、自分は被害者であるという主張をします。「お前が○○したから、仕方なく怒った。」などの主張をします。煽り運転の例と同じ本質となります。
束縛する
モラハラする人は、自分の思い通りにならないと気に入りません。ですのですべて自分の思い通りの動きにさせようとします。
パートナーの楽しみを邪魔する
自分は被害者なのに、パートナーが楽しんでいるのが許せないというのがモラハラの傾向となります。ですので、せっかくのお出かけや、やりたいこと、夢や希望をとことんつぶしてきます。
モラハラ加害者になりやすい人の特徴
- 自分は正しいと思っている
- 自分は優れていると思っている
- 自分の嘘は正しい嘘だと思っている
- 失敗してもすべて相手や周りのせいだと思っている
- 家族でも人としてではなくモノとして扱う
- 協調性がない
- 恨みや妬みの心が強い
- 幸福度スイッチが高すぎる
- 相手に賞賛や感謝を強く求める
- 自分の意見に賛同しない人はすべて敵と思う
モラハラ被害者になりやすい人の特徴
- 真面目
- 相手の意見を素直に聞き入れる
- 責任感が強い
- 役に立ちたい、喜んでもらいたいという気持ちが強い
- 自責の念を持ちやすい
- 人の言うことを信じやすい
- 道筋や道理を重んじる
モラハラされ始めた時の対処方法
距離を置く
モラハラ被害者は、モラハラ加害者がいつか以前のような優しい人に戻ってくれると信じるケースが多いのですが、モラハラをやめることはほとんどありません。なので別居や離婚で物理的に距離を置く必要があります。
ただし、モラハラ被害者が家を出ようとすると阻止されるケースが多いので、夜逃げのように相手に黙って別居を結構する方が安心です。それ以後は、離婚成立まで相手に会わない覚悟が必要です。
シェルターの利用
シェルターとは、民間団体が運営しており、暴力を受けた被害者が緊急的に一時避難できる施設です。また、保護だけでなく相談対応や被害者が自立できるようなサポートを行い、様々な援助を行ってくれます。
各民間シェルターは被害者の安全確保のため所在地が非公開になります。
シャルターの利用料金は部屋や人数によってことなりますが、
\ モラハラから抜け出すための転居時注意点 /
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第三者窓口への相談
法務省が管轄している「女性お人権ホットライン」など、夫やパートナーからの暴力や職場でのいじめやセクハラなど様々な相談窓口となります。まずは一度問い合わせてみるのも一つのてです。
みんなの人権110番(法務省でインターネットによる相談窓口を設けています)
夫婦間のモラハラは再構築できる?
では、モラハラのある夫婦で再構築は望めるのでしょうか?私が色々調べた中では、正直再構築はかなり難しく90%~99%は不可能といっても過言ではありません。
一度、離婚を切り出して一時的に優しくなってもすぐに前のモラハラ夫に戻ってしまったというのが私の経験です。他のモラハラを経験した人のほとんどが、離婚が先送りになるだけで関係が改善されず長年苦しみ続けるという方の方が多いようです。
モラハラ夫と夫婦関係再構築をあきらめた時どうする?
モラハラ夫との夫婦再構築をあきらめたら、離婚手続きをすすめていくのですが、しっかり離婚準備を進めることをおすすめします。
離婚準備とは
- 経済的自立の準備
- 離婚理由をまとめておく
- 貯蓄や資産のリストアップ
- 離婚後の生活シュミレーション
\ 離婚準備を考えた時に準備物や流れをチェックしておくと安心です /
離婚準備を進める時にしておいた方がよいこと
離婚を決断し、離婚準備を進める時にしておいた方が良いことの一つとして、身辺調査があります。私は浮気を疑った時に一度は探偵事務所に連絡を入れたものの、元夫を信じていない自分が嫌で自分から調査を願い下げたことがありました。ですが、その後自分が前向きに頑張ろうとした矢先に浮気が発覚し、後戻りできず浮気を許してしまったのです。
意図していない時の出来事で判断に誤りがでてしまったというのが、私の失敗した経験から学んだことでした。あの時、探偵事務所への調査依頼をやめず、調査し証拠を集めて置けば自分の心と環境の準備を整えて離婚できたかもしれません。それだけは後悔しています。ですので、夫婦関係がうまくいかず、離婚を考えており、相手の動向を把握しきれていない人は考えてみてください。私のような失敗をしないでください。
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