現在は、インターネットバンキングシステムを導入している金融機関がほとんどで、無通帳口座が主流になりつつありますね。では、使わなくなった通帳の処分や通帳冊子がなくなりつつある通帳について解説します。
この記事でわかること
- 通帳の歴史
- 貯金と預金の違い
- 通帳の処分方法
通帳とは
預金通帳(よきんつうちょう)とは、金融機関が預金者(その金融機関にお金を預けている人)であることを示すためのものです。さらに、預金の受け入れと払い戻しの証拠書として交付している冊子のことをいいます。
通帳は預金者の個人情報と預金残高を記録するための文書であり、預金者は通帳を持って銀行に足を運び、預金の入出金や残高確認を行いました。通帳は、預金者と銀行との取引履歴を透明かつ確実に記録する手段として非常に重要でした。
昔はすべて、手書きだったので大変だったと思います。
貯金と預金の違い
金融機関にお金を預けるときに「貯金」といったり「預金」といったり、、、では、貯金と預金の違いが何なのでしょう。
- 貯金
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ゆうちょ銀行、協同組合(農業、漁業)に預けたお金のことをいいます。
- 預金
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銀行、信用金庫、信用組合などの金融機関に預けたお金のことをいいます。
貯金通帳の作り方
かんたんな口座開設方法は窓口で申し込みをすることです。窓口担当者が書類記入など手取り足取り教えてくれるので安心です。日中、銀行へ行けない人向けには書類を郵送でやりとりしたり、インターネットで書類芯性をしたり、ATMコーナーでの手続きができる銀行もあります。
本人確認書類
銀行口座では本人確認書類が必須となります。マイナンバーカード、運転免許証やパスポートなど顔写真付きの本人確認書類が必須となります。顔写真付きの証明書がない場合は、複数の個人確認書類を使用して本人確認をします。
銀行印っているの?
一昔前は、銀行口座を開設するときは必ず印鑑が必要となりました。ですが、銀行印をなくしている金融機関がほとんどです。ただし、親権者(法定代理人)による手続きのときには、届出印が必要な金融機関があるので手続きする前に確認しましょう。
通帳の起源
日本の近代銀行システムが確立される前の時代から存在しました。江戸時代には、金融取引に関する記録が書かれた帳面や文書が使用されていましたが、通帳として知られるものは明治時代に発展しました。
銀行という制度はいつごろからできたのか?
明治時代(1868年から1912年)に日本の現代的な銀行制度が整備されました。この時期には、銀行が預金を受け入れ、預金者に通帳を発行し、預金残高を記録するために通帳が導入されました。
ATMの出現
ATM(Automated Teller Machine、自動現金預け払い機)は、1960年代に導入されました。最初の本格的なATMネットワークは、アメリカ合衆国で導入され、その後、他の国々にも広まりました。銀行の営業時間外でも取引ができる便益を提供しました。
最初のATMは、磁気ストライプカードを使用して取引を行うもので、その後、よりセキュアな方法として、チップ付きカードと暗証番号(PINコード)が導入されました。
通帳の処分方法
- シュレッダー
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通帳をシュレッダーにかけて、情報が読み取れないように細かく切り刻む。
- 焼却
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通帳を燃えやすい物質(例: 木炭や紙くず)と一緒に焼却して破壊する。
- 文書破棄サービス
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一部の地域では、信頼性のある文書破棄サービスを提供する会社が存在します。これらのサービスを利用すると、文書を専用の施設で安全に処分できます。